中国のスマホメーカー、オッポ(OPPO)が2018年4月にも日本に参入することがわかりました。
オッポ(OPPO)とはどんな会社なのかについても調べてみました。
目次
OPPOは中国で2017年販売台数首位に
毎年順位が入れ替わり、激戦区となっている中国スマホ市場で、OPPOは2016年に販売台数がHUAWEIを抜いて1位になりました。
中国の各メーカーの販売台数は以下のようになっています。
メーカー | 2016年第3Q 販売台数のシェア |
2017年第3Q 販売台数のシェア |
OPPO | 16.5% | 18.9% |
HUAWEI | 14.9% | 18.6% |
VIVO | 16.1% | 18.6% |
XIAOMI | 10.3% | 13.8% |
APPLE | 8.5% | 10.0% |
その他 | 26.8% | 17.5% |
日本参入は2018年4月の予定
すでに日本法人は設立されており、日本でのSIMフリースマホの販売や、大手キャリアでの採用も目指しているようです。
元々はMP3プレーヤーなどのオーディオ機器メーカーで、2012年からスマホに参入
OPPOの創業は2004年。最初は音楽のMP3プレーヤーやMP4プレーヤーを製造師販売していました。その後、2008年から携帯電話の製造を開始し、2012年にスマートフォンメーカーとなりました。
シャオミは自社で向上を持たないファブレスですが、OPPOは自社向上を持って生産しているため、生産ノウハウも自社に蓄積する事が出来るので品質向上を行いやすい経営をしています。
オーディオ機器に詳しい方は知っているかもしれませんが、BDプレーヤーやオーディオ機器のOPPOはすでに日本で製品を販売しています。
OPPOのスマホの特長
便利さ重視でインカメラにこだわり
中国の多くのスマートフォンは、「高性能なCPUやメモリ」が「安い」といった売り出し方をしていますが、OPPOは他社とは異なった戦略で「CPUはミドルレンジでも多機能で使いやすく、デザインが良い」という方向性で製品を作っています。
最新機種の「R11」では、CPUはミドルレンジ級のSnapdragon 660ですが、インカメラが2000万画素、アウトカメラが2000万画素 + 1600万画素と、通常のスマホはアウトカメラの方が画素数を大きい物にするのに対してインカメラもアウトカメラと同等の画素数に、セルフィー(自撮り)がキレイに撮れるカメラという特長を打ち出しています。また、カメラアプリにはビューティーモードが搭載されていてキレイにセルフィーが撮れるようになっています。
顔認証にも対応しています。
デザインも最近の流れに乗ってベゼルが狭くほぼ全画面有機ELディスプレイになっています。
また、急速充電にも対応し、たった5分の充電で2時間の通話ができるなど、細かい便利機能もあります。
iPhoneに対抗したオシャレ感と安さ
スマートフォンでは高級品のiPhoneには手は出ないが、実用的なスマートフォンが欲しい、という層に受け入れられています。
OPPOのスマートフォンの価格は、最近のモデルでは日本円で3万円〜5万5000円程度。中国では2万円程度の低価格の格安スマホも多く売られていますが、低価格モデルだと物足りなさを感じるユーザーにとって丁度いい価格帯と機能になっている事も売り上げに繋がっているようです。
実際、XIAOMI(小米)は実店舗が少ないですが、オッポ(OPPO)は実店舗を重視して販売戦略を立てていて、店舗もApple Storeのようにおしゃれな店舗が多いようです。