ワイモバイル(Y!mobile)を利用する際のデメリットで特に注意が必要な点をまとめました。
知らずに契約をすると損をしてしまう可能性がありますので、検討している方は要チェックです。
目次
データ通信量2倍キャンペーンはプラン変更の際に罠がある
新規でワイモバイル(Y!mobile)のSIMや、スマホとSIMのセット契約すると各プランのデータ通信量が2倍になる「データ量2倍オプション無料キャンペーン」が行われています。
それにより、各スマホプランのデータ通信量は以下が追加されます。
- プランS:+1GB(500MB × 2回)
- プランM:+3GB(500MB × 6回)
- プランL:+7GB(500MB × 14回)
これは単純にデータ量が増えると言うわけではない、というのが注意点です。
ワイモバイルでは「快適モード」という月のデータ量をオーバーした際に、自動的に500MBずつ追加データを購入するという仕組みがあります。
プランSであれば1GBの追加なので扱いとしては快適モードで追加データ量の自動購入(500MB)を2回分まで行うのが無料という仕組みになります。
しかし、これには手間がかかるポイントがあります。
それは、プラン変更の際に、自動的に快適モードのデータ量追加回数が変更されるのではなく、追加の回数も設定変更しなければいけないとうことです。
例えばMプランからSプランへ変更した場合は、無料のデータ自動追加の回数が、6回(3GB)から2回(1GB)に減りますが、データ自動追加の設定変更を行われません。つまりSプランの合計2GB以上のデータを使った際には自動で500MBにつき500円、最大ではSプランとMプランの差分である4回分(2000円)の料金が加算されます。
SプランとMプランの基本料金の差は1000円なので、データ量を多く使うとプランMよりもプランSの方が高くなってしまいます。
これを防ぐにはプラン変更時に「快適モード」の追加上限回数を各プランの無料追加回数と同じに設定しておく必要があります。
つまりSプランにする際は2回、Mプランなら6回、Lプランなら14回に設定を行います。
「データ量の自動追加回数の設定」は、My Y!mobileのサイトへログイン、もしくはスマートフォンアプリから申し込みを行うことができます。もちろんワイモバイルの店舗でも変更が可能です。
UQモバイルでは面倒な手続きはなし
UQモバイルでは、ワイモバイル(Y!mobile)と同じようなデータ通信量が2倍になるプランを提供していますが、純粋にデータ量がプランに応じて増えるだけなので、プラン変更を行うだけでデータ量が変更されるのでスムーズに利用する事が出来ます。
ソフトバンクのエリアなので山間部等ではやや不安も
ワイモバイル(Y!mobile)はソフトバンクの電波を使っているので、対応エリアもソフトバンクと同じになります。
最近では田舎でもソフトバンクは使えるようになっていますが、山間部や人口の極端に少ない集落などではドコモ auに劣ってしまいます。
そういった場所に住んでいたり行くことが多い方はワイモバイルが事前に使えるかチェックするなどしてみましょう。
下取りプログラムが分割で、解約しにくい
ワイモバイルでは、乗り換えや機種変更の際に、それまで使っていた他社やワイモバイルのスマホを買い取ってくれる下取りプログラムがあります。
機種ごとに価格は決まっていて、iPhone7では28,800円、Xperia XZsでは19,200円分の査定になっています。
しかし、下取りされた金額は一括で貰える訳ではなく、24回に分割されて月々の料金から割り引かれる仕組みになっています。買い取り金額が3,000円等の安い機種は1回分で全額割引として使われます。
そしてその分割は解約をすると残りの金額がもらえること無く消えてしまいます。
したがって、ワイモバイルで下取りプログラムを利用して24ヶ月以内に解約すると残りの下取り金額の分だけ損をしてしまいます。
24ヶ月以内に解約の可能性がある方は、ワイモバイルの下取りに出すのではなく、端末を中古スマートフォンの買い取り店舗に持ち込んで現金化したり、メルカリ,ラクマなどのフリマアプリで売却した方がお得になります。
買い取りは以下のような業者があります。
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ワイモバイルのセット端末はSIMロックがかかっている
格安SIMでセット販売されているスマートフォンは、ほとんどが最初からSIMフリーのものです。
したがって、SIMのサイズが同じで、通信の初期設定さえ行えば日本のどのキャリアでも使う事ができます。
しかし、ワイモバイル(Y!mobile)でセット販売されているスマートフォンは、すべてSIMロックがかかっています。
SIMロックを解除の手続きをするには、契約開始から101日目以降になるので、それまでは他の会社のSIMで利用する事が出来ません。
ワイモバイルで購入したスマートフォンを他社のSIMで利用する場合は101日目以降となるので注意が必要です。
MNP転出の際、6ヶ月以内だと手数料が高くなる
ワイモバイルから携帯番号そのままで他社へ転出(MNP)する際には、違約金や手数料が2種類かかります。(価格は税抜です。)
- 2年契約の違約金
9500円
(24ヶ月目と25ヶ月目は無料) - MNP転出手数料
6ヶ月以内:6,000円
7ヶ月以降:3,000円
2年契約の違約金は、ドコモ au ソフトバンク UQモバイルと料金も条件も同じ設定になっています。
しかし、他のキャリアではMNP転出手数料は契約期間に関わらず3,000円で一定なのですが、ワイモバイルだけは6ヶ月以内のMNP転出手数料が高く設定されていることに注意が必要です。
つまり、契約から6ヶ月以内にMNPでワイモバイルを解約すると最大で15,500円(税抜)の解除料金がかかることになります。