楽天モバイルのSIMを利用する場合の初期設定・APN設定の方法を解説します。
楽天モバイルを購入し、スマートフォン端末に差し込んで利用する際に最初に必ず行う必要があるのが、スマートフォン本体(Android、iPhone)でSIMの回線を利用するためのAPN設定(ネットワークを利用するための初期設定)です。
楽天モバイルは日本で販売されているiPhone・Androidのほとんどで利用できます。
APNとは
スマートフォンが通信を行う際には必ず接続先を指定する必要があります。これをAPN(Access Point Nameの略)と呼びます。
大手キャリアで販売されているスマートフォン本体には、最初から通信キャリアのAPN設定が行われているため、SIMを差し込んだだけで通信利用を開始できますが、格安SIMやワイモバイルを他社で販売しているスマートフォンで利用するには、APNの設定を行う必要があります。
AndroidでのAPN設定
楽天モバイルをAndroidで利用するためのAPNの設定方法は以下です。
AndroidはOSや機種によってメニューの項目の名前等が若干違いはますが、大まかな流れは共通です。
- 「設定」画面で、「その他の設定」をタップ
※ 機種によっては、「その他」と表示されます。 - 「モバイルネットワーク」 をタップ
- 「アクセスポイント名」 をタップ
- […]をタップします
- 「新しいAPN」をタップ
- 設定の画面で以下を入力
項目 | 表示する名称 |
---|---|
APN | rmobile.co |
ユーザー名 | rm |
パスワード | 0000 |
接続方法(PDP Type) | IP接続 |
MCC | 440 |
MNC | 10 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
※楽天モバイルのAPN設定は変更されていますので古い情報にご注意ください
APN【vdm.jp】の設定は、2016年11月30日で利用できなくなりました。
現在は、APNを【rmobile.co】で設定しないと楽天モバイルは利用できないようになっています。
iPhone(iOS)での設定
iPhoneでは、APN設定を簡略化した、「構成プロファイル」をWi-Fiでダウンロードすることでワイモバイルのネットワークの初期設定が完了します。
作業はAndroidよりも簡単です。
- iPhoneから、構成プロファイルが設置されている以下のアドレスにアクセスを行います
Wi-Fiでインターネット接続する必要があります。
https://mobile.rakuten.co.jp/support/apn_setting/C_voice.mobileconfig
構成ファイルをダウンロードします - iPhone本体に設定しているパスワードを入力します
- インストール確認が表示されるので、「インストール」をタップ
- Wi-Fiをオフにして通信ができれば完了です
もし、別の格安SIMのプロファイルを既にダウンロードしていた場合は、削除する必要があります。
構成プロファイルの削除方法
- 「設定」をタップ
- 「一般」をタップ
- プロファイルとデバイス管理※」をタップ
- 削除をする「APN構成プロファイル」をタップ
- 「プロファイルを削除」をタップしてください。
- iPhoneに設定した「パスコード」を入力
構成プロファイルは削除を行っても再度ダウンロードする事ができるので削除しても問題はありません。
注意点
- 他社で購入したiPhone、Androidスマートフォンを利用するには、APN設定の前にSIMロックの解除が必要です。
(ドコモで購入したスマートフォンはSIMロック解除なしで利用できます)
楽天モバイルのテザリングについてはこちら - SIMの対応機種を確認する必要があります
楽天モバイルの店舗でも質問できる
楽天モバイルの店舗ではAPNの設定についても訪ねる事が出来ます。
わからないことは店舗で直接聞いてみましょう。