【写真で比較】Pixel3 と Mate20Pro、最強カメラはどっち?

 
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Google Pixel3とHUAWEI Mate20Proのカメラで撮影した写真(静止画)を比較してみます。
どちらも最強クラスのカメラですが、それぞれ個性がありました。今回は外側のアウトカメラで比較しています。

屋外の風景で比較

撮影環境
メディアでスマホカメラが特集される場合はベストショットに近い良い写真ばかり掲載されますが、今回はカメラの素人である当サイト編集部で行い、すべて
「設定や修正なしでモード選択のみ」
「三脚なしの手持ち撮影」
で撮影したものをご紹介します。

まずは風景写真で比較をしてみます。

 

Mate20Proは空色の補正が強い

Pixel3の方が空の色は肉眼に近いですが、Mate20Proの方が空へのフィルターが強めで鮮やかな水色になっています。

晴天での逆光

Mate20Proの0.6倍広角モード

広角モードがあるのはMate20Pro

Mate20Proはアウトカメラに0.6倍広角モードがあるので広い範囲を写すことができます。
Pixel3のアウトカメラでは広角モードはありません。

最大望遠で比較

最大の望遠をすると以下となります。

望遠はMate20Pro

望遠ではトリプルレンズのMate20Proが優っています。

Mate20Proは全体的に明るく写る

Mate20Proは草木や花などのシーン自動判別して色を補正していて、全体的に明るく写る傾向になります。
Pixel3はシーンによる自動判別と補正は行なっていません。(暗い場合のみ夜景モードを推奨する表示が出てきます)

料理写真で比較

Mate20Proの方が料理も自動判定してやや明るく写っています。

背景ぼかし[ポートレート、アパーチャモード]で比較

接写を行い背景ぼかしする場合Pixel3はポートレート、Mate20Proはアパーチャモードで撮影を行います。
Pixel3は人物撮影のポートレートモードは接写も兼任していて、Mate20Proでは人物はポートレートモード、被写体の距離が近い接写はアパーチャモードと役割が別れています。

上記写真は曇りの天気で桜を撮影しましたが、Mate20Proは撮影画面でも「曇り」と表示され、曇りで光が少ない状態でも明るくなるように自動的に補正が行われています。Pixel3は状況による判別は特に行なっていないため、肉眼に近い写りとなっています。

Pixel3の背景ぼかしは不自然になることも

Pixel3のボケ部分を拡大すると、不自然なボケかたをしている部分があります。

Pixel3はアウトカメラがシングルレンズということもあり、背景ぼかしではぼかすべき部分とそうでない部分の境界線がかなり曖昧になっているようです。
Mate20Proはトリプルレンズということもあって自然にボケが表現できています。

細部で比較

細部を切り取って比較すると以下のようになります。

暗所 [夜景モード]で比較

夜間に夜景モードでの撮影を行いました。

Pixe3,Mate20Proともに、夜景モードでは光を多く取り込むためシャッターを押してから3秒から5秒ほど撮影を続けるのでその間はカメラを持つ手を止めている必要があります。

Pixel3の方がやや明るく写る

ある程度光のある状態の夜景モードでは、大きな差はありませんでしたが、光が当たってる地面や建物の壁はややPixel3の方が明るく写っています。

違いが大きかった桜の撮影

写りの違いが大きく出たのはライトアップされた桜を夜景モードで撮影した時でした。

この写真での光の状態は

  • 後ろの桜:白い光でライトアップされている
  • 手前の桜:ライトアップの光に加え、写っていませんが手前に

    こういった提灯があり、オレンジ色の光で桜が照らされていました

Pixel3は、手前の桜は自然ですが、後ろの桜が青くなりすぎている。

Mate20Proは、後ろの桜は自然に写っているが、手前のオレンジの光を浴びた桜の色が赤くなりすぎている。

といった状態になっています。

 暗所での撮影

光の少ない状態で夜景モードを使うと差がはっきりでました。


常夜灯程度の光の少ない室内での撮影結果は以下です。

暗所ではPixel3が圧倒的

Pixel3の夜景モードは他機種の夜景モードと大きく異なり、AIによって補正をしているので肉眼よりもかなり明るく写ります。
これまでのスマホカメラはISO感度と長時間露光、露出補正といったカメラ本体のハードウェアの力で明るく撮影をしていますが、Pixel3はGoogleのAIソフトウェアで明るい状態を再現する手法を取っているのでこれまでのカメラとは全く違う手法といえます。

Pixel3とMate20Proの写真比較 まとめ

撮影状況によりどちらが向いているかという差があるため一概にどちらが良い、とは言えませんがそれぞれの特徴をまとめると以下となります。

  • 色味:シーン自動判定のあるMate20Proの方が明るめに映る。肉眼に近く自然なのはPixel3。Mate20Proは特に食品、空、植物を判別して補正し色が明るく・強く出ています。食品をおいしそうに映るのはMate20Proが向いています。
  • 望遠:トリプルレンズのMate20Proの圧勝。Pixel3は最大望遠にすると画質がかなり落ちる。
  • ポートレート 背景ぼかし:Mate20Proの方が自然なぼかし具合になる。Pixel3はシングルレンズのためぼかし処理に苦戦している様子。
  • 夜景:ほぼ互角。ややPixel3の方が明るく映ります。
  • 光がかなり少ない場所:Pixel3の圧勝。AI補正により少ない光でも明るく撮影できるのはこれまでのスマホカメラの概念を覆した。

 

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