2017年4月27日、ドコモが新しい基本プラン、「シンプルプラン」を発表しました。
シンプルプランは月額980円と、ドコモでは最安プランの投入となりました。
加入の条件は、パケットをシェアパック5GB以上(法人の場合はビジネスシェアパック)に加入している事です。
通話料は、家族間通話は無料で、それ以外は30秒あたり20円かかります。
通話料自体は高いので、家族以外と通話をほとんどすることなく、LINEなどを使って連絡をとる方向けのプランになります。
サービスの開始日は、5月24日からです。
目次
従来のカケホーダイプランとの比較
基本プランであるカケホーダイ、カケホーダイライト、シンプルプランの比較は以下のようになります。
プラン名 | 月額料金 | 通話料 |
---|---|---|
カケホーダイ | 2,700円 | 国内すべて無料 |
カケホーダイライト | 1,700円 | 1回5分以内無料 それ以上は30秒20円 |
シンプルプラン | 980円 | 家族のみ無料 それ以外は30秒20円 |
その他、細かい条件をドコモのサポートセンターに電話問い合わせてみた結果をまとめました。
月々サポートは適用されるのか
月々サポートとは、月々の割引のことです。(割引の金額は、機種によって異なります。)
シンプルプランでも適用されます。
シェア子回線で月々サポートがあふれた場合、親回線にも適用される?
今回発表のシンプルプランは最安の基本料金となり、カケホーダイライトよりも800円安いプランで月々サポートも適用されまる。
したがって、iPhone7などの月々サポートの大きい機種(月額2700円の割引)では、シェア子回線では月額料金よりも月々サポート(割引)の方が多くなり、割引額があふれることがあります。
具体的には、子回線は
となるので、月々サポートが1,780円以上の機種だと割引の方が多くなります。
その場合は、あふれた割引額は親回線に適用されるので無駄にはなりません。
カケホーダイプラン、カケホーダイライトプランから変更する場合、料金は日割りになるのか
既にカケホーダイ、カケホーダイライトに加入している回線からプラン変更する場合、申し込みの翌月から適用になるので日割りにはなりません。
例えば、カケホーダイプランに加入している端末を、6月10日にシンプルプランに変更の申し込みをした場合でも、6月中はカケホーダイプランのままで、シンプルプランへ切り替わるのは翌月の7月1日からになります。
シンプルプランは本当に安い?料金を計算してみた
シンプルプランを利用した場合、トータルでいくら安くなるのか、1回線〜3回線のそれぞれの場合で月額料金を計算してみました。
シンプルプランに加入するための条件である、ドコモのシェアパックの料金は以下です。
シェアパック容量 | 料金 |
---|---|
100GB | 25,000円 |
50GB | 16,000円 |
30GB | 13,500円 |
15GB | 12,500円 |
10GB | 9,500円 |
5GB | 6,500円 |
1回線の場合
項目 | 料金 |
---|---|
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアパック5GB | 6,500円 |
合計 | 7,780円 |
1回線だと、月額7780円となってしまい高い料金になります。
格安SIMなら5GBでも2,300円程度なので、3倍ドコモが高いということになります。
2回線でシェアする場合
2回線目以降にシンプルプランを使うにはシェアオプションで500円、SPモードで300円がかかります。
項目 | 料金 |
---|---|
親回線 | |
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアパック5GB | 6,500円 |
子回線 | |
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアオプション | 500円 |
合計 | 9,560円 |
1回線当たり | 4,780円 |
2回線の合計は9,560円、1回線当たりだとパケットを2.5GB使えて4,780円になります。
格安SIMでは3GBで1,700円程度なので、2倍以上ドコモが高いということになります。
3回線でシェアする場合
3回線の場合、シェアパックを5GBにすると少ないですので、10GBのプランで計算しました。
項目 | 料金 |
---|---|
親回線 | |
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアパック10GB | 9500円 |
子回線1 | |
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアオプション | 500円 |
子回線2 | |
シンプルプラン | 980円 |
SPモード | 300円 |
シェアオプション | 500円 |
合計 | 11,340円 |
1回線当たり | 3,780円 |
パケットは1人あたり3.3GB使えて、料金は一人3,780円となりました。
格安SIMだと3GBで1,700円程度なので、格安SIMより2,000円ほど高くなります。
格安SIMの方が安い
シンプルプランはドコモでは最安のプランになりますが、料金を計算した結果、1回線でも複数回線でも、格安SIMの方が安いという結論になりました。
格安SIMは、当サイトではLINEモバイルをおすすめしています。
格安SIMのLINEモバイルでは、以下のようにシンプルプランよりも安い料金設定になっています。
通信量 | 音声+データ | データのみ |
---|---|---|
1GB | 1200円 | 500円 |
3GB | 1,690円 | 1,110円 |
5GB | 2,220円 | 1,640円 |
7GB | 2,880円 | 2,300円 |
10GB | 3,220円 | 2,640円 |
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