来年ドコモの月々サポートが消滅!?MNP携帯乞食に影響が出そうな新プランの展開を予想

 
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ドコモが2019年4月〜6月の間に新料金プランを導入すると発表しました。新プランでは料金が2割〜4割下げる予定とのことです。このニュースは携帯乞食やMNPでお得に購入されている方には特に大きな影響が出てくる可能性もありますので、今後の展開を予想してみます。

新料金プランの構想とは

ドコモ、携帯料金 2〜4割値下げ 19年春に──吉澤社長が明言

上記ニュース記事によると、ドコモの決算発表で吉澤社長が新料金プランの構想を発表しました。

具体的な新料金プランは内容はまだ決定していないとのことですが、概要は

  • 『お客様からプランが複雑でわかりにくいという声があった』という点を改善するプラン
  • 分離プラン(端末と通信料金の分離)を軸に検討
  • 2割〜4割値下げを行う
  • 来年4月〜6月に開始

とのことです。

新プランではドコモの月々サポートが無くなる可能性が高い

上記の情報からドコモの新プランは

  • auやソフトバンクの新プランのようにどの端末も同じ月額になる
  • 月額は元の月額よりも2割〜4割安い(現状の月々サポートの金額を引いた額を最初から提示する?)
  • 月々サポートが無くなる

であると予想できます。

おそらく料金のわかりやすさを考えると、機種ごとに月額が変わってしまう月々サポートは無くなると考えられます。auやソフトバンクは既に新料金プランでは機種ごとの月々の割引を廃止しているのでドコモも追従する形になると思います。

月々サポートの割引額を最初からプラン金額から引く事によって、表向きは「2割〜4割安くなった」と発表して総務省などにもアピールする意味合いも強いでしょう。

ドコモの月々サポートとは、24ヶ月間続く月額割引です。機種によって割引額はことなり、
新型iPhoneXSとXRは2457円×24ヶ月
Androidは2600円〜3600円×24ヶ月
の割引なっています。

月額は安くなるが全体料金は安くならない?

では実際に月々サポートを無くして料金を2割〜4割値下げした場合、現状の月々サポートを比較して安くなるのか、比較をしてみます。

比較は、低価格プランと高額プランの両方で試算を行ってみたいと思います。

低価格プランでの比較

試算はiPhoneXRで行ってみます。

※もちろん、月々サポートを分以上にドコモが値下げを行ってくれればこれまでより安く使う事が可能になりますが、auとソフトバンクの傾向から考えると、月のデータ量が小さいプランでは安くなる可能性は高いです。

ドコモの最安プランのベーシックパック1GB未満の利用でかけ放題無しの場合

ベーシックパック
1GB未満
2,900円
通話シンプル
かけ放題なし
980円
SPモード 300円
月額合計(税込) 4,514円

4514円となります。

ここからiPhoneXRの月々サポート2457円が引かれて
月額は:2057円
となります。

もし、月々サポートが無くなり料金自体が元の料金である4514円から発表の通り2割〜4割下がった場合の月額はどのようになるのか比較をしてみます。

iPhoneXR 最安1GB未満の料金
2割引き 3,611円
3割引き 3,159円
4割引き 2,708円
現状
月々サポートあり
2,057円

計算してみると、4割引をしても低価格プランでは現状の月々サポートの方が安いと言う事が分かります。

高額プランでの比較

データ20GBのウルトラデータLパックと5分のかけ放題をつけた高額なプランの場合、現状の月々サポートと、2割〜4割引きされる予定の新プランでどのくらい料金が変わるのか試算をしてみます。

現状は、

データLパック
20GB定額
6,000円
通話シンプル
かけ放題なし
1700円
SPモード 300円
月額合計(税込) 8,640円

8,640円となります。

現状はここからiPhoneXRの月々サポート2,457円が引かれて
月額は:6183円
となります。

もし、月々サポートが無くなり料金自体が元の料金である8,640円から発表の通り2割〜4割下がった場合の月額はどのようになるか比較をしてみます。

iPhoneXR 20GBプランの料金
2割引き 6,912円
3割引き 6,048円
4割引き 5,184円
現状
月々サポートあり
6183円

3割引でも現状の月々サポートありの場合と100円差で、4割引でやっと月額1000円ほど安くなります。

データ量の少ない安いプランでは現状の方がお得、データ大容量プランでは4割引なら安くなるかも

上記の試算より、2019年のドコモの新プランでは本当に安くなるのか?という疑問の答えは

  • データ量の少ない安いプラン:
    4割引でも現状の月々サポートのある機種の方が安くなるので今のうちに買っておいた方お得である可能性が高い
  • データ大容量の高額プラン:
    4割引になれば現状よりも安くなるが、2割〜3割引では現状とほぼ同じもしくは高い

という予想ができます。

長く使う場合は新プランの方がお得になる

月々サポートは24ヶ月だけで、25ヶ月以上同じドコモで同じ機種を使い続ける場合は月々の料金が高くなってしまいます。新プランで月々サポートが無くなり料金プランが安くなると、長く使う方には安くなります。

携帯乞食にとっては大ダメージ

MNP等で端末を安く購入するMNP乞食にとって来年のドコモの新プランで月々サポートが無くなった場合は大きな影響を受けてしまいます。

理由としては、月々サポートがなくなると複数回線でシェアを組んだ場合に安く持つ事が出来なくなるという点です。
ドコモのシェアパックは親回線のデータパックを複数の子回線でシェアする仕組みで、子回線ではデータ利用量が500円と安くなります。

現状、子回線の月々サポートありの場合に料金は以下の様になります。(機種代金はMNPで安く購入 → 販売で0円以下にすることが可能です。)

通話シンプル 980円
シェアデータ利用 500円
月々サポート
HUAWEI P20 Proの場合
-3,672円
合計(税込) -2,073円

子回線の料金が0円を下回るマイナスの金額になり、この溢れた割引は親回線から割り引かれる事になります。他のAndroidやiPhoneでもドコモは多くの機種で月々サポートがあるので子回線の月額が0円以下になります。

特に月々サポートが大きいのHUAWEI P20 Proの場合、例えば子回線を4回線持つと親回線から毎月8292円×24ヶ月の割引が行われます。

親回線をiPhoneXRとして子回線(P20 Pro)を4回線持った場合の月額料金は

ベーシックシェアパック
5GB未満
6,500円
カケホーダイ
無制限かけ放題
1,700円
SPモード 300円
親回線の月々サポート
iPhoneXR
-2,457円
子回線の月々サポート
4回線分の場合
-8,292円
月額合計(税込) 51円

親回線のプランを無制限かけ放題にしても月51円と激安になります。

もし通話のプランをもっと安いカケホーダイライト(5分かけ放題)やシンプル(かけ放題無し)にすれば月額は0円になります。

このように、ドコモの月額を0円にする手法は月々サポートが存在する前提だったので月々サポートが消滅すると出来なくなる可能性が高くなります。

ドコモへMNPで乗り換えるなら今のうち?

今回は月々サポートが無くなるという予想で新料金プランの金額を予想してみましたが、MNP乞食の作戦を使っている方も層でない方も、ドコモへの乗り換えは今のうちの方がお得かもしれません。

今ドコモへの乗り換えでおすすめの機種としてはiPhoneXRです。
ドコモへの乗り換えでは現在iPhoneXRが端末一括0円で月々サポートが2457円付くと言う大盤振る舞いが行われています。

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