ドコモを使っている方が、au、ソフトバンクや格安SIMに携帯番号そのままで乗り換える手順や注意点、違約金をまとめました。
ドコモから他社へ乗り換えるには
- MNP予約番号の発行
- 違約金の確認
- お得な乗り換えタイミング
- SIMロックの解除
- 残ったポイント確認・利用
が必要になります。それぞれを解説して行きます。
目次
ドコモのMNP予約番号の発行方法
まずはドコモからMNP予約番号を発行してもらいます。
MNP予約番号とは、ドコモから他社に番号をそのまま移行するためのシステムで利用する番号になります。
ドコモから乗り換える先の携帯会社で申し込む際に、移行したい携帯番号とドコモから発行したMNP予約番号を伝えます。
ネットから発行
dアカウントを取得していれば、MydocomoからMNP予約番号を発行する事が出来ます。
- My docomoへアクセス
- dアカウントでログイン
- 「ドコモオンライン手続き」を選択
- 「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選択
※ネットからの申し込みでも受付は午前9時~午後8時(年中無休)の間になります。 - ネットワーク暗証番号を入力して進めて行く
受付時間内であれば、数分でMNP予約番号が発行されます。
ネットワーク暗証番号が必要になりますが、もし忘れてしまった場合はドコモショップで再設定する必要があります。
電話サポートダイヤルで発行
ドコモのサポートダイヤル(フリーダイヤル)で発行できます。
電話番号は以下です。
- ドコモケータイから…151
- その他の電話から…0120-800-000
- ナビダイヤルの案内では 4 → 3 と入力するとMNP予約番号発行の窓口に繋がります。
午前9時~午後8時(年中無休)です。
電話が繋がれば、時間は5分ほどで発行できます。
契約時に決めたネットワーク暗証番号を聞かれますが、分からない場合でも契約者本人であれば住所などを口頭で確認すれば手続きを進める事が出来ます。
店舗で発行
ドコモショップでもMNP予約番号が発行できます。ただし、混んでいるドコモショップだと待ち時間がかなり長くなってしまうので電話もしくはネット申し込みの方が楽です。
店舗での申し込みは身分証明書が必要になります。
予約番号の有効期限は15日、何度でも無料で発行可能
MNP予約番号の有効期限は15日間です。もしその間に乗り換えを行わなかった場合はドコモのとの契約はそのまま継続されます。MNP予約番号は何度でも発行し直せるので、もし期限が切れたらまた発行できます。
MNP予約番号を発行しても他社でMNPの申し込みを行わない限りは解約にはなりません。発行するだけなら無料なので、乗り換えを考えているならとりあえず発行だけしておくのも手です。
ドコモの解約金
ドコモの解約金は、2年契約の更新月以外の解約の際に9500円かかります。
端末購入サポートを利用して機種を購入した際は違約金がさらに追加される場合があります。
また、MNPで乗り換える際は手数料が追加で2,000円かかります。
解約金がかからない更新月
2年契約の更新月であれば解約金はかかりません。
更新月は、契約初月を1ヶ月目として、25ヶ月目と26ヶ月目の2ヶ月間になります。
端末購入サポートの解除金
2年契約の他に、契約内容に寄っては端末購入サポートの解除金がかかる場合があります。
端末購入サポートとは、端末代金を値引きするサービスで、条件として12ヶ月以内(契約翌月から12ヶ月以内なので実質13ヶ月目まで)に解約すると通常の2年契約の違約金にプラスして解除料金がかかってしまいます。
端末購入サポートは新しく契約や機種変更する際にのみ適用できるサービスなので、契約後は購入サポートを利用したかどうかを忘れている方も多いと思いますので、まずは自分の端末が購入サポートで契約したかをドコモに問い合わせてみることをお勧めします。MNP予約番号を電話や店舗で発行依頼する際はスタッフの方から購入サポートの違約金についても必ず説明があるので予約番号発行と同時に確認するのがいいでしょう。
解除料金は機種によって異なっていて、一例を以下の表に記載します。
機種 | 購入サポート違約金 |
---|---|
iPhone8全容量 iPhone8Plus全容量 |
28,836円 |
iPhone7(32GB) | 35,964円 |
Xperia XZs SO-03J | 37,584円 |
Galaxy S8 SC-02J | 39,204円 |
MNP転出手数料
MNPで解約する際のみ、MNP転出手数が2,000円かかります。
ドコモの解約タイミングは月末がおすすめ
ドコモから他社に乗り換えて解約するタイミングは、月末がおすすめです。
理由は2点あります。
- ドコモは解約月は日割りにならず1ヶ月分まるまる料金が発生
- 乗り換え先の携帯会社は初月日割りで料金がかかる
ドコモの解約月の料金は日割りにならないので月末に乗り換えるほうが得にばります。
また、日本の携帯会社は格安SIMもふくめほとんどの会社が初月は日割り料金になるので、月末に契約すると乗り換え先での料金がかからなくなります。もし月初に乗り換えてしまうとドコモ1ヶ月分と乗り換え先でほぼ1ヶ月分で2重に料金が発生してしまうので損をしてしまいます。
他キャリアの回線で利用するならSIMロック解除をする
ドコモから他のキャリアに乗り換えて利用をするには、SIMロックの解除が必要です。ドコモ回線を使っている格安SIMではSIMロック解除せずに利用する事が出来ます。
ドコモのiPhoneはSIMロック解除をして別のauやソフトバンクの回線で問題なく利用できますが、端末の対応周波数の影響でAndroid機種はドコモ回線の格安SIMを使った方が良いです。
OCNモバイルone、楽天モバイル、LINEモバイル、DMMモバイル、mineo(Dプラン)、IIJmio(Dプラン)、BIGLOBEモバイル(Dプラン)、TONEモバイル、イオンモバイル、LinksMate、QTmobile(Dプラン)
ドコモでSIMロック解除ができる条件は以下です。
- SIMロック解除可能なのは2015年5月移行に販売された機種はすべて可能
iPhoneシリーズはiPhone6S、iPhoneSE以降
XpariaシリーズはXparia Z2以降
GalaxyシリーズはGalaxy S III以降
が対象になります。
対応可能な全機種はドコモ公式サイトに掲載されています。
2015年5月以前に発売された機種ではこちらに掲載されている機種がSIMロック解除可能です。
ただし、2015年5月以前に発売された機種では手数料が3,000円かかります。 - 購入から100日が経過している、もしくは一括購入をしている
ドコモのSIMロック解除の手続きは「ネットの Mydocomo」「サポート電話」「ドコモショップ」3つの方法があります。
【オススメ】ネットのMy docomoからSIMロックの解除
- My docomoへアクセス
- dアカウントでログイン
まだdアカウントが無い方は無料ですぐに作れます。 - 「ドコモオンライン手続き」を選択
- 「SIMロックの解除」を選択
- 端末のIMEI番号を入力
- iPhoneならネットだけて手続き完了
AndroidはSIMロック解除コードが発行されるのでドコモとは別のSIMを入れるとSIMロック解除コードを入力する画面になるのでそこで解除コードを入力すれば完了です。
ドコモとは別のSIMを持っていない場合は端末を操作してSIMロック解除コードを入力する事も可能です。(操作は機種によってことなります。)
ネットでの手続きは24時間可能で、手数料も無料です。
電話サポートでのSIMロック解除
電話サポートでもSIMロックを解除できます。
番号は
151 (ドコモ携帯)
0120-800-000(一般電話)
で、受付時間は午前9時から午後8時までです。
手数料は3000円かかります。
手続きではネットワーク暗証番号が必要になります。
もしネットワーク暗証番号を忘れた場合はドコモショップで再設定する事ができまうす。(本人確認書類が必要です)
他の2つの方法は3000円かかりますが、ネットだけは無料で手続き可能なのでMy docomoから行うのがおすすめです。
ドコモショップでのSIMロック解除
ドコモショップでもSIMロックの解除を行う事が出来ます。
手数料は3000円かかります。
本人確認書類(免許証等)が必要になります。
Xperia GalaxyなどのAndroid機種はドコモ以外の回線を使うと電波受信に問題あり
SIMロック解除を行うとドコモ以外のauやソフトバンク回線のSIMで利用する事が出来るのですが、ひとつ問題があります。
それはドコモで販売されているXperiaやGalaxyなどのAndroid OSの端末はドコモ電波に周波数帯にはすべて対応しているものの、auやソフトバンク回線には一部しか対応していないという点です。
auで発売されているAndroid機種も同様で、auの周波数帯にはすべて対応している物の、ドコモとソフトバンクの周波数帯には一部だけ対応しています。
周波数帯に一部しか対応していないと、郊外や人口の少ない地域で電波が入らなかったり途切れたりする事が多くなってしまいます。ドコモに限らず、キャリアから購入したAndroidを格安SIMで使うときは同じドコモ回線を利用したSIMを利用する事をおすすめします。
一方、iPhoneはドコモ au ソフトバンクですべて規格が同じで売られているので、iPhoneはSIMロックを解除すればどのキャリアでも問題なく利用する事が出来ます。
ネット注文では解約タイミングに注意
注意点としては、ネット申し込みで購入をした場合、解約のタイミングが申し込みよりも後になる事です。乗り換え(MNP)では、新しい携帯会社でのSIMが開通すると同時にドコモが自動解約になります。ネット申し込みだと携帯番号の切り換えのタイミング(ドコモ解約タイミング)が会社によって異なり、
- SIMを郵送してから数日後に自動で開通する
- 届いてから利用者が設定をして開通する
の2つのパターンがあります。ネット注文で契約する格安SIMや携帯会社がどちらのパターンかを調べた上で月の後半に開通タイミングになるようにすると良いでしょう。ネット購入ならどちらの場合もSIMや端末の郵送の時間もかかるので、月末ギリギリに申しこむと翌月月初に開通してしまう可能性もあるので、少なくとも月末から1週間ほどゆとりをもって契約したが安全です。
dポイントを使い切る、もしくはdポイントカードを発行
ドコモを解約してもdポイントを残す事は可能です。
ポイントを残すためには、ドコモとの契約があるうちにdアカウントを取得してdポイントカードを発行する方法です。
dポイントカードはdocomoショップやマクドナルドで配られていて、カードとdアカウントを紐づける事で、dポイントを提携している街の店舗のカードで利用できます。
dポイントはスマホアプリ版もあるので、アプリをダウンロードしてdアカウントでログインをすると、ポイント残高の確認やカードの代わりとしてスマホの画面にバーコードを出す事もできます。dポイントのアプリを使えばスマホアプリがあれば、カードは不要になります。
違約金や端末の分割支払金はdポイントが使えない
dポイントはドコモの月額プラン料金やデータパックの料金として利用する事が出来ますが、解約した際の違約金や端末の分割購入最近に充てることはできません。
ドコモのケータイ払いをしていたサービスは自動解約になる
漫画や音楽などの月額払いのコンテンツ・サービスを契約していて、ドコモの請求とまとめることができる「ドコモケータイ払い」を利用していた場合は、ドコモからの乗り換え・解約が完了するとコンテンツ契約も自動的に解約されます。
もし、解約したくない場合はコンテンツ側(漫画や音楽等のコンテンツ側)のマイページで支払方法をクレジットカード等の別の支払方法に変更する必要があります。
端末を下取りに出すか、フリマアプリ等で売却か
現在使っているスマホをMNPで契約する新しい携帯会社で下取りをしてもらう事で安く新しいスマホが買えたり月額料金が割引されます。
ドコモから移る場合はau ソフトバンク UQモバイル ワイモバイルへ移行した際は乗り換え下取りプログラムが利用できます。どの機種を下取りに出すかによって割引の金額はかわりますが、事前に移行先の携帯会社の下取り価格と、メリカリやヤフオク、中古携帯買い取り会社で売却した場合の相場を比較して、今のスマホを高く売れそうなところを探しておくといいでしょう。
他社で乗り換え(MNP)の申し込み
ドコモから発行されたMNP予約番号と移行したい電話番号と契約したい携帯会社の申し込みで申請します。
ネットでの申し込みの場合、ほとんどの携帯会社・格安SIMでは申し込み時に「MNP」を選択します。
【2018年】携帯乗り換えで高額キャッシュバックをもらうお得なやり方
乗り換えるならキャッシュバックや一括0円で端末が買えるおとくケータイ.netがおすすめ
ドコモからの乗り換え先としてはソフトバンクの正規販売店のおとくケータイ.netがおすすめです。
おとくケータイ.netは
- 機種代金一括0円、キャッシュバックなどのお得なセールを頻繁に行っている
- ネット注文で全国から受付可能
- クレーム0件でソフトバンクから表彰されている優良代理店
- 累計申し込み20万件の大手代理店
といった特長があります。
といった気軽な相談をするのも可能です。