格安SIMに乗り換えようとしているけど、何をしたらいいかわからない、という方も多いと思います。
そんな方に、実際に格安SIMを利用して得をするために絶対に知っておくべきチェックポイントや、比較・検討して乗り換えるまでの手順を解説します。
目次
格安SIMとは何かを知っておく
まず、格安SIMとは何か?をざっくり説明します。
すべての格安SIM(別名MVNO)は、自社で携帯電話の回線をもっておらず、回線設備を持った大手キャリア(MNO)のドコモ・au・ソフトバンクから回線を借りて利用者に提供しています。
格安SIMが安い理由は、回線への設備投資が必要ないことや、店舗が少ないので大手キャリアよりも運営コストが小さいため、安い料金でサービスを提供する事が出来ています。
通信可能エリアは大手キャリアと同じ
どの格安SIMを利用しても、回線そのものはドコモ・au・ソフトバンクのどれかになるので、利用可能なエリアも全く同じで日本全国で利用する事が出来ます。
この格安SIMだけエリアが狭い、ということはありません。
IIJ mioとmineo(マイネオ)はドコモ・auの両方から回線を借りているので、購入する際にはどちらの回線かを選ぶ事ができます。
格安SIM各社の回線利用状況は以下のようになっています。
ドコモ回線の格安SIM
au回線の格安SIM
ソフトバンク回線の格安SIM
UQmobile(UQモバイル)とY!mobile(ワイモバイル)は格安SIMの中でもちょっと違う
格安SIMは大手キャリアから回線を借りて提供する会社となりますが、UQmobileはKDDI(au)グループの企業のUQコミュニケーションズ、Y!mobileはソフトバンクが運営しているため、
大手キャリアの「サブブランド」
という扱いをされています。
そのため、格安SIMと大手キャリアの中間のような存在になっています。
格安SIMでどのくらい安くなるのか
調査会社(*1)によると、携帯利用者の月額料金の平均額は、大手キャリアが7876円、 格安SIMが2957円となっています。
格安SIMに乗り換える事によって、平均では
月額約5000円安くなっている事が分かります。
年間では6万円ほどになるので、かなりの節約が可能になります。
また、家族複数人で乗り換えるとさらに大きな金額を節約可能になります。
最低契約期間が短い
大手キャリアでは、契約期間が2年ごとで自動継続になり、解約すると9500円程度の違約金がかかってしまいます。
無料で解約できるのは2年ごとに2ヶ月間しかないので、無料のタイミングを逃す事が多くなってしまいます。
しかし格安SIMでは、データ専用プランでは最低契約期間ないので、違約金無しで解約できます。
音声通話+データSIMでは、ほとんどの場合、最低契約期間は12ヶ月間となっていて、さらに13ヶ月目以降はいつ解約しても違約金が無料となります。
したがって12ヶ月以上使えば無料で解約できるので、解約することを考えても格安SIMは安いです。
契約時に必要ないオプションを付けなくて済む
大手キャリアで契約する時は「端末の割引に必要」ということで、オプションをつけて契約せざるを得ません。
動画サービスや音楽サービス、割り込み電話サービス、パケットの自動追加サービス等など、最初の30日間は無料のものもありますが、オプションの解約を忘れていると月額2000円ほどかかり、必要ない物に毎月料金を支払う事になってしまいます。
格安SIMでは、ネット申し込みの際には一切スタッフからの介入はありませんので無駄なオプションをつけずに契約でき、店舗で購入する場合でも必要ないオプションは断る事が可能です。
緊急地震速報は受信できるが、格安スマホでは利用できない場合も
格安SIMでも、大手キャリアと同様にエリアメールや緊急地震速報、津波情報、ミサイル発射情報のJ-ALERTも受信することが可能です。
緊急地震速報の仕組みは「ETWS(Earthquake Tsunami Warning System:地震・津波警報システム)」と呼ばれ、ETWSは電波が届く範囲のスマートフォン全てに一斉に情報を送るという特別な仕組みが用意されています。
したがって、格安SIMでも受信することが可能になっています。
しかし、SIMが緊急地震速報を受信しても、スマートフォン本体が対応していない場合利用できません。
日本の大手キャリアから発売されているスマートフォンのほとんどはETWSに対応していますが、海外製のSIMフリーの状態で販売されているスマートフォンでは、緊急地震速報を受信しても画面に表示できない場合があります。
iPhoneに関しては5C 5S以降のであればETWSに対応しているので受信が可能です。Appleで直接購入したSIMフリー版でも同様に利用可能です。
海外製のSIMフリー端末を利用する場合の対応策としては、Yahoo!の防災速報アプリをインストールしておくと、緊急地震速報や津波情報で通知が行われます。
格安SIMの料金相場を知っておく
実は格安SIMの料金はほぼ同じ
大手キャリアと格安SIMを比較すると、料金に5000円ほど差がありますが、格安SIM同士の月額料金は各社ほとんど同じになっています。
プランの料金設定はパケットの量が多いと高くなる、大手キャリアと同じ形式です。
料金相場は以下です。
通信量 | 音声+データ | データのみ |
---|---|---|
3GB | 1,700円 | 1,100円 |
5GB | 2,100円 | 1,600円 |
10GB | 3,100円 | 2,500円 |
安さだけでなく、サービス内容の差別化が始まっている
各社とも安い料金を実現しているため、現在は月額料金の安さだけなく魅力的なサービスや割引による競争が始まっていて、利用者にとってお得なサービスが出てきています。
代表的な付加サービスとしては、
「カウントフリー」
「低速モードへの切り替え機能」
「高速通信使い放題」
「端末をお得に買えるセット割引」
「家族割(複数契約での割引)」
があり、格安SIMを比較検討する際にはチェックしておきたいサービスです。
速度制限にならない、カウントフリーとは
カウントフリーとは、特定のアプリを使った際に、データ通信量を消費パケットとしてカウントせず、1ヶ月のパケットを使い切って通信制限になった後でも特定アプリでは高速通信ができるというサービスです。
LINEモバイルはSNSのカウントフリー
LINEモバイルの3GB以上のプランでは、オプション料金なしでLINE twitter facebook instagram のSNSがカウントフリーになるコミュニケーションフリープランがあります。また、SNSに加えてLINE musicのカウントもフリーになったMUSIC+プランも提供しています。
BIGLOBEはYouTubeと音楽サービスのカウントフリー
YouTube , Google Play Music , Apple Music , AbemaTV , Spotify , AWA , radiko.jp などエンタメサービスのカウントフリーのオプション(月額480円)を提供しています。
該当サービスをよく利用している方にとっては便利なサービスです。
DTIはtwitterとYouTubeのカウントフリー
データ通信専用ですがYouTubeとtwitterのカウントフリーのサービスを提供しています。
FREETELはSNS,チャット,ポケモンGOのカウントフリー
フリーテルでは、すべてのプランでAppStoreのアプリダウンロード , ポケモンGO , LINE , WeChat , WhatsApp , ポケモンGO がカウントフリーです。
3GB以上のプランでは、twitter , Facebook , FacebookMessenger , instagramのカウントフリーサービスを行っています。
低速モードへの切り替え機能
カウントフリーは特定のアプリのみを高速通信で行うものでしたが、「低速モード」では、高速通信ができなくなり、すべてのアプリの通信速度が遅くなりますが、その代わりにパケットをカウントしないという機能です。パケットを消費したくない時に利用するとパケットの節約が可能になります。
低速モードへの切り替え、高速通信へ戻すには専用アプリやブラウザからログインして簡単に行う事が出来ます。
低速モードでの通信速度は各社以下になっています。
括弧内は低速モードでの速度です。
UQmobile[500Kbps]、OCNモバイルONE[200Kbps]、mineo[200Kbps]、DMMモバイル[200Kbps]、IIJ mio[200Kbps]
低速モードはどのくらい遅いのか
各社で月のパケットをすべて消費して、速度制限がかかった遅い状態の速度は128Kbps程度です。
低速モードでは200Kbps以上なので速度制限よりは少し速く、twitter、LINE、メール、グーグル検索などの文字がメインのサービスであれば遅さを感じることもあまりなく、ある程度の通信は行う事が出来ます。
しかし高速通信ではないので、写真メインのinstagramや、画像の多いサイトの閲覧ではかなり遅さを感じ、YouTubeなどの動画はほとんど見られないと思って利用するのがいいでしょう。
低速モードへの切り替え可能な格安SIMの中でも、UQmobileは500Kbpsと比較的速い速度で通信が可能なので、ネットを多く利用したいが通信制限にはなりたくない、という方にはお勧めです。
高速通信使い放題
U-mobileは、通信速度が高速のままで使い放題のプランがあります。
月のパケット残量を一切気にせず通信を行いたい方向けのプランになります。
データ専用の通信使い放題は2,480円、音声通話+データ通信のプランでは2,730円から利用できます。
※大量に通信を行うと速度制限にかかると公式で案内されているので、実際は無制限では無いようです。
U-mobile公式サイト
端末をお得に買えるセット割引
スマートフォンと格安SIMのセット購入で、端末代金を割引をしている格安SIMが増えています。
楽天モバイル
楽天モバイルでは端末によってセールを行っています。
HUAWEI P10 lite : 24,800円(5,000円引き)
HUAWEI P10 : 58,800円(7,000円引き)
など、最新の端末も割引価格で販売されています。
NifMo
NifMoは8,100円〜2万円のキャッシュバックを行っています。
※上記の当サイト広告からの購入限定です。
UQmobile
UQmobileでは、端末購入サポート(短期解約で違約金あり)で最大機種代金が1万円〜2万円安くなります。
HUAWEI nova
ZenFone 3 Ultra
ZenFone 3 Deluxe
など人気機種が対象になっています。
詳細は以下より。
格安SIMではキャンペーンが頻繁に行われ、月額料金が割引が割引されている事もあります。
家族割やパケットのシェア
家族割で料金がさらに安くなったり、複数回線でのパケットシェアが可能な格安SIMも増えてきています。
家族割引
UQmobile、Y!mobile、楽天モバイルでは家族割引があります。
- UQmobileとY!mobileでは2回線目以降は、毎月500円割引されます
- 楽天モバイルでは、2回線目が半年〜1年無料になります
パケットのシェア
パケットのシェアは多くの格安SIMで可能です。
パケットの単価は大手キャリアより安いので、20GBや30GBのパケットを家族でシェアするとお得に利用できます。
格安SIMのデメリットをチェック
格安SIMには、安さという魅力がある反面、大手キャリアに劣るデメリットもあります。
- 長時間の通話定額プランがない
楽天モバイルとY!mobileのみ無制限の通話定額があります。
その他の格安SIMはオプションで1回5分以下や、10分以下の通話のかけ放題を行っています。
通話定額のある格安SIMまとめ - LINEのID検索ができない
LINEモバイルとY!mobileのみLINEのID検索が可能です。
LINEはID検索なしでもQRコードで友人を追加できるのでそれほど問題にはなりません。 - 通信速度が遅い
大手キャリアに比べると、通信速度は遅いです。
特に、平日のお昼12時から13時は利用者は多く混雑して遅くなります。 - ネットワークの初期設定を自分で行う必要がある
格安SIMはスマホ端末差しこむだけでなく、初期設定を自分で行わなければいけません。
5分ほどで終わるので簡単な設定操作なのですが、高齢者等スマホの操作が苦手な人にとっては難しく感じるかもしれません。 - 大手キャリアほど手厚いサポートは受けられない
格安SIMは大手キャリアに比べて店舗数が少ないので、スタッフに手取り足取り教えてもらいにくいです。
どの企業の電話サポートは行っているので、基本的にネットや電話のサポートのみになると考えておきましょう。
格安SIMへ乗り換える手順
今使っている携帯料金やパケット契約をチェック
格安SIMを検討するにあたって、まずは現在の携帯の月額料金と、パケットを何GBで契約しているか確認しておきましょう。
分からない時は、以下から電話で問い合わせたりネットからログインして確認することができます。
MNPの予約番号を発行する際にも、以下の電話番号に電話をすることになります。
docomo
ネット:Mydocomo より確認できます
電話:docomo 携帯からは 151 、それ以外の電話からは0120-800-000(フリーダイヤル)
au
ネット:My au より確認できます
電話:au 携帯からは 157 、それ以外の電話からは0077-7-111(フリーダイヤル)
SoftBank
ネット:My SoftBank より確認できます
電話:SoftBank 携帯からは 151 、それ以外の電話からは0800-919-0157(フリーダイヤル)
解約時の手数料の確認
現在のキャリアを解約する際の手数料(違約金)は3種類あります。
- MNP手数料
MNP制度を使って携帯番号をそのまま新しいSIMに乗り換える場合は、どのキャリアでも3000円程度の手数料がかかります。
携帯番号を引き継がず解約する場合はMNP手数料はかかりません。 - 2年縛りの違約金
大手キャリアは2年縛り契約なので、解約月(25ヶ月目と26ヶ月目)以外では9500円程度の契約解除金(違約金)がかかります。 - 端末購入ポートの解除金
大手キャリアではスマートフォン端末を割引する代わりに解除金が高くなる「端末購入ポート」という仕組みがあります。もし端末を「端末購入ポート」で購入していた場合は、購入から12ヶ月以内では違約金が追加で2万円〜1万円円程度かかります。購入してから13ヶ月目以降は端末購入ポートの解除料金はかかりません。
1〜3を足すと最大で3万2500円ほど解約料金がかかります。
「MNPではない」
「2年縛りの解除月」
「端末購入サポートを利用していないか、端末購入から13ヶ月以上経過している」
の条件をすべて満たす場合は、最小の0円となります。
解除料金を払っても乗り換えた方がお得
解除料金(違約金)がかかるから、まだ格安SIMを契約するタイミングを待った方が良いかも?
と思う方もいるかもしれませんが、実際は解除料金を払ってでもすぐに格安SIMにした方がお得なパターンがほとんどです。
利用者の平均の支払金額は、大手キャリアが7876円、 格安SIMが2957円なので、大手キャリアから格安SIMに乗り換えると平均して5000円月額料金が安くなります。
このデータを元に実際に金額を計算(大手キャリア8000円、格安SIM3000円と仮定)してみると、
例1:解除料金が現在2万円、解除料金が0円になるまで6ヶ月の場合
6ヶ月経ってから乗り換えた場合:2年トータルで10万2000円
今すぐ乗り換えた場合:2年トータルで9万2000円
すぐに乗り換えた方が1万円安い
例2:解除料金が現在1万円、解除料金が0円になるまで8ヶ月の場合
8ヶ月経ってから乗り換えた場合:2年トータルで11万2000円
今すぐ乗り換えた場合:2年トータルで8万2000円
すぐに乗り換えた方が3万円安い
例3:解除料金が現在1万円、解除料金が0円になるまで1ヶ月の場合
1ヶ月経ってから乗り換えた場合:2年トータルで7万7000円
今すぐ乗り換えた場合:2年トータルで8万2000円
すぐに乗り換えた方が5000円高い
格安SIMへの乗り換えタイミングは、解除料金が0円になるまで1ヶ月程度であれば待った方がお得、それ以上であれば待たずにすぐ乗り換えた方がお得という計算になります。
スマホ端末をそのまま乗り換えるときにやるべきこと
今使っているスマートフォン端末をそのまま格安SIMでも使い続ける時にやるべきことを解説します。
SIMロックの解除
大手キャリア(docomo au Softbank)で購入したスマートフォンはすべてSIMロックされた状態になっています。
格安SIMで利用するには、SIMロックを解除する必要がある場合があります。
基本的に、SIMロックの解除(SIMフリー化)は解約後一定期間をすぎるとできなくなったり有料化されるので、先にしておきましょう。
各キャリアでのSIMロックの解除(SIMフリー化)はネットでログインして無料で行う事ができます。
SIMロックの解除を行えば、例えばauで購入したスマートフォンをdocomo回線の格安SIMで利用するなど、携帯会社に縛られず利用が可能になります。
SIMロック解除をしてマイナスになることは一切ないので、SIMロック解除可能になった場合はすぐにロック解除をしておくことをお勧めします。
docomoで購入したスマートフォン
docomo回線を使っている格安SIMならdocomoで購入したスマートフォンならそのまま利用する事が出来ます。
auやSoftbank回線を使っている格安SIMの場合、端末のSIMフリー化が必要です。
auで購入したスマートフォン
auで購入したスマートフォンは、VoLTE端末とそうでない端末ではSIMの種類が異なるので注意が必要です。
VoLTE端末を格安SIMで利用する場合は必ずSIMフリー化が必要です。(※最近のauの機種はほとんどがVoLTE対応機種です。)
VoLTE以外の端末で、なおかつau回線の格安SIMであればSIMフリー化せずに利用する事も出来ます。
ソフトバンクで購入したスマートフォン
ソフトバンクで購入したスマートフォンを格安SIMで利用する場合は、必ずSIMフリー化することが必要です。
docomoの場合と違い、ソフトバンク回線を利用したU-mobileやY!mobileのSIMを利用する場合もSIMフリー化が必要です。
SIMフリーで購入したスマートフォン
HUAWEIやASUSなど、最近ではSIMフリーのスマートフォン本体をAmazonや家電量販店で購入し、SIMは単体で格安SIMを購入して利用する人も増えています。
SIMフリーのスマートフォンを購入すればほとんどの格安SIMで利用できますが、au回線、ソフトバンク回線には対応していない機種がありますので、確認が必要です。
必ず対応機種を確認する
どのスマートフォンで利用する場合も、格安SIM側の対応機種を必ず調べておきましょう。
格安SIMの公式サイトには必ず対応機種が記載されています。
また、サイト上のチャットや電話で気軽に質問することもできます。
iPhoneはどの格安SIMでも利用できる
iPhoneシリーズは最新のiPhone7・iPhone7 Plusを含め、すべての格安SIMで利用可能です。
docomoで購入したiPhoneをdocomo回線の格安SIMで利用する場合を除いて、SIMロックの解除が必要です。
※auの回線を利用したmineoでは、iPhone7、iPhone7 Plusを含めたすべてのiPhoneシリーズでテザリングが利用できません。
※auの回線を利用したUQmobileでは、iPhone7、iPhone7 Plusでのみ、テザリングが利用できません。
MNPで番号そのまま乗り換えるまでの手順
MNPとは、ナンバーポータビリティ制度のことで、今使っている携帯電話の番号をそのまま他の携帯会社に乗り換える事が出来る仕組みです。
これは日本のすべての携帯会社で行われているので、格安SIMでも大手キャリア(docomo au Sotbank)でも、どの携帯会社間で乗り換える際に利用できます。
ただし、キャリア特有のメールアドレス(docomo.ne.jp , ezweb.ne.jp , softbank.jpなど)は、乗りかえると利用できなくなってしまいますので注意が必要です。
格安SIMにMNPで乗り換えるための手順
今使っている携帯番号をそのまま格安SIMに乗り換える場合は、以下の手順で乗り換えを行います。
【手順1】現在使っている携帯会社(キャリア)からMNP予約番号を発行してもらう
MNPを行うには、今の携帯会社から「MNP予約番号」を発行してももらい、新しい携帯会社に伝える事が必要になります。
「MNP予約番号」は、今の携帯会社のサポートセンターへの電話をして発行を依頼できます。(5分ほどで発行できます)
MNP予約番号は15日間有効です。もし期限が切れた場合は再度発行が可能です。
MNP予約番号を発行しただけでは解約にはなりません。
乗り換え先の会社へMNP予約番号を伝えて、乗り換えが完了した時点で元のキャリアは解約となります。
MNPで解約をした場合は、どのキャリア(移転元のキャリア)からも手数料が3000円程度かかります
【手順2】格安SIMを申し込む際に、MNP予約番号を入力する
格安SIMでの申し込みの際に、現在の電話番号と、MNP予約番号を記入します。
ネットで申し込みを行う際は、「MNPでの申し込み」を選択すると、現在の電話番号とMNP予約番号入力欄が出てきます。
【手順3】新しいSIMで携帯番号が利用できるようになります
店舗で申し込んだ際は、ほとんどの格安SIMでその場で開通して利用可能になります。
ネットで申し込んだ場合は、会社によって開通のタイミングが異なります。
LINEモバイルなど:発送の翌日に開通するので1日〜2日間は今のSIMが利用できなくなりますが、届いてすぐに利用できます。
楽天モバイルなど:SIMが到着したら自分でネットや電話で申請して開通を行います。開通までは今のSIMを利用する事になります。
キャンペーン情報をチェック
格安SIMでは、頻繁に端末の割引等や月額料金の割引キャンペーンが行われています。
購入前にチェックしておきましょう。
格安SIMに乗り換える手順や知っておくべき内容をご紹介しました。
もし格安SIMを検討している方はこのページをブックマークしていただいて購入前にもう一度確認してみることをおすすめします。
【参考】
(※1)スマホの平均月額料金、キャリアは7876円 格安SIMは2957円