ドコモの機種代金も月額も0円にする方法をまとめました。月額で0円で運用するポイントは、シェアパックと月々サポートが高額な機種を購入してシェアパックに入る事。機種代金も最安の0円にするポイントは安い端末を乗り換えで購入して売却を行い利益を出す事です。詳しい情報や注意点もまとめています。
目次
ドコモの0円維持・運用の方法
今回の端末代金も月額も0円で維持する方法のあらすじは以下となります。
- 乗り換え用の回線「MNP弾」を用意する
複数回線で乗り換える事が前提なので格安SIMで乗り換え用の回線を要する事が必要になります。
MNP弾については後述します。
※家族ですでに複数回線を持っている場合はMNP弾は必要ありません。 - 【月額0円にする】ドコモの月々サポートが高額な機種(2018年9月時点ではHUAWEI P20 Proがベスト)を乗り換えで安いお店で4台契約してシェアパックを組む
- 【端末代金を0円にする】購入した4台中3台をフリマアプリ等で販売することで端末代金を実質0円にする
ここで、「月額を0円にする仕組み」と「端末代金を0円にする仕組み」をそれぞれ解説して行きます。
ドコモの月額を最安維持の0円にする仕組み
月額0円維持のポイントは「シェアパック」「月々サポート」
ドコモの月額を0円維持する運用ポイントは
- シェアパック
- 月々サポート
の2つが重要になります。
ドコモのシェアパックは親回線がデータプランに入り、子回線はデータを契約せずに親回線のデータパック利用できるので、子回線の料金が安くなります。
最安プランだと子回線の料金は1480円になります。(寝かせるための回線として持つので、SPモードの300円は外します。)すると、子回線の月額は以下の様になります。
端末は月々サポートの大きいHUAWEI P20 Proの場合です。
シェア子回線の最安プラン | |
---|---|
シンプルプラン かけ放題無し |
980円 |
シェア子回線 | 500円 |
月々サポート P20 Proの場合 |
-3,375円 |
合計 | -1776円(税抜) マイナスになる |
上の表のように、月々サポートが高額だと割引の方が月額を上回り月額が0円以下、マイナス1776円になります。
この子回線であふれた月々サポートの額は、親回線から割引される事になります。
ここで気づいた方もいるかと思いますが、
「割引の多い機種で子回線を複数持てば、親回線が安くなり0円になる」
という仕組みです。
親回線の料金は、データをシェアできるベーシックシェアパックで5GB未満が最安で6,500円となります。ドコモは新プランによりデータ利用量に応じて段階的に料金が変わる様になりました。
親回線の料金はベーシックシェアパックの5GB未満の利用で以下の様になります。
親回線の最安プラン | |
---|---|
シンプルプラン かけ放題無し |
980円 |
ベーシックシェアパック 5GB未満 |
6500円 |
SPモード | 300円 |
親回線の月々サポート P20 Proの場合 |
-3,375円 |
合計 | 4,560円(税抜) |
先ほどP20 Proを子回線で1つ持つとマイナス1776円になることが分かったので、例えば子回線を3つ持ち、
【親回線:P20 Pro、子回線:P20 Proを3回線】
という構成にすると4回線の合計は以下のような金額になります。
シェアパック4回線の合計料金 | |
---|---|
親回線 ベーシックシェアパック |
4,560円 |
子回線1 | -1776円 |
子回線2 | -1776円 |
子回線3 | -1776円 |
合計 | 0円 (-768円) |
4回線合計で月額が0円となります。
ちなみに、親回線の通話プランをカケホーダイライト(5分かけ放題)にすると+720円なので、親回線をカケホーダイライトにしても合計で0円になります。
なぜHUAWEI P20 Proなのか
記事冒頭で、機種をHUAWEI P20 Proとした理由は、乗り換えでの月々サポート(月額割引)が現状最も高額な3375円の割引がつき、端末代金が安いからです。ドコモの月額を0円にするには、高額な月々サポートの割引が必要なのでHUAWEI P20 Proを契約するのが一番合理的となります。
今後、P20 Pr0が購入サポート等で月々サポートが無くなった場合は、「その時点でMNPで端末が安くて最も月々サポートが高い機種」で置き換えると同様に0円維持が可能になります。
ドコモの機種代金を0円にする仕組み
機種代金を0円にするには、安い店舗で購入して端末を販売すること前提となります。
MNP乗り換えでは端末の代金を大きく割引している店舗があり、中古で販売する価格よりも安く購入する事ができあす。よって、中古で販売する利益から購入額を引くと利益がでるため、4台程購入すると1台分無料で購入したのと同じような状況になります。
端末を乗り換えで安く販売している店舗を探すには、twitterなどで「HW01K 一括」「HW01K 特価」などと検索すると特価で販売しているお店がでてきます。(HW01Kは P20 Proの型番号)
※機種変更だと安い定価なので機種代金が10万円近くになってしまうため、乗り換えで購入する必要があります。
具体的には、安い店舗でのHUAWEI P20 ProのMNPでの一括価格は4万円程度(税込)となります。フリマアプリではおおよそ6万8000円程で売却が可能なので、
6万8000円(売却額)—4万円(購入額) = 2万8000円
となり1台で2万8000円の利益が出ます。
そのため、例えば4台購入すると
4台分の購入額 | 16万円 |
---|---|
3台を売却 | 20万4000円 |
利益 | 3万5000円 |
となり、1台を自分で利用するために残して3台売却すると4万4000円が残る事になります。
MNP弾とは
これまで解説した来た通り、月額を安くするためにも端末を安く購入するためにも、「MNPで複数回線を乗り換え」が必要になります。ただ、一般的には携帯は1人で1回線しか持たないのが普通なので、複数回線を購入して用意する必要がでてきます。
MNP弾とは、乗り換えで契約するためだけに使う回線のことです。
MNP弾はSIMだけの格安SIMを用いることが一般的です。格安SIMの音声通話プランを契約し、MNPによりドコモに乗り換えを行います。
今回はドコモに乗り換えることが必要なので、ドコモ以外の回線が必要なので、au系の格安SIMである、mineoやIIJmioのAプランをだと安く済みます。
※ドコモ回線を使った格安SIMからのMNPだと端末代金が安くならない事があるのでドコモ以外のauもしくはソフトバンクの回線を用意する必要があります。
MNP弾はいくらかかるのか
基本的に格安SIMを契約してからドコモに乗り換えるまで、
MNP弾として1回線当たりおおよそ13,000円の費用がかかります。
MNP弾を購入する方法やMNP弾にかかる費用の詳細は以下でまとめています。
MNP弾の費用を含めても端末は0円に
例えば現在ドコモ以外をお使いで、3回線のMNP弾を購入して合計4回線を利用した場合、
先ほど計算した4台分の利益4万4000円から13000円 × 3台を引くと、
それでもまだ5000円の利益が残る事になります。
つまり端末が0円、ドコモの月額も0円で5000円の利益、ということになります。
注意点
今回のドコモの0円維持方法の注意点は以下の様になります。
確定申告が必要な場合も
スマートフォンを販売することは税務的には基本的に雑所得として扱われます。その利益(収入ではなく利益)が年間20万円以上になった場合は確定申告をする必要がでてきます。
1人で一度に2回線までしか契約できない
ドコモは1人で5回線まで持てますが、一度に契約できるのは2回線までとなります。おおよそ3ヶ月程時間を空けるとさらに2回線の契約が可能になります。(どのくらい期間をあければ3回線目以降が持てるかはドコモは公表していないのですが、おおよそ3ヶ月とされています。)
1人ではなく、家族複数人であれば、一度に3回線以上の契約してシェアパックに入る事が可能です。
ドコモの特価BLには要注意
ドコモでは、1人で何台もMNPをして月々サポートを受けている人が、追加で回線を契約する時に月々サポートが受けられなくなる、特価ブラック(通称 特価BL)というものが存在すると言われています。
これは公式に発表されているものではなく、2ちゃんねるやtwitter、ブログ上で、契約はできるが月々サポートが受けられないとドコモ店舗にて伝えられた人がネットに書き込み、「特価BL」と名前がつきました。
ネットへの書き込みの数はかなり多いので「特価BL」自体の存在は本当であると考えられます。
ちなみに特価BLと、契約拒否(通常のブラック)は全く別物です。
- 特価ブラック…契約はできるが、割引が適用されない
過去に多くの回線をMNPで転入し、高額な月々サポートを得ている人に対してブラック判定し、月々サポートの割引ができなくなるというものです。ドコモの契約自体は可能です。 - 通常のブラック…契約そものもができない。
過去に短期での解約や、支払の未納等を行っている場合にブラック判定されドコモと契約ができなくなることです。
特価ブラック自体もドコモが公表していないので、明確な特価BLの基準は定かではありませんが、ネットの書き込み情報を調べて行くと、
1人で過去2年以内に5回線以上 MNP契約して月々サポートを得ている人
が特価BLになってしまう場合が多いようです。
従って、特価BLを避けたい人は、4回線以下で試してみるのが良さそうです
当サイトでは、1年間に4回線をドコモのポートイン(乗り換えで契約)をしてみましたが、特価BLにはなりませんでした。
ドコモの機種変更で0円に
乗り換えの方が割引額が大きいので0円にするのが用意ですが、機種変更でも場合によっては0円での購入が可能です。詳細は以下で解説しています。
スマホの一括0円、乗り換えキャッシュバック情報
スマホの一括0円やキャッシュバック情報については以下で紹介しています。